チョッパージャーナル
CHOPPER&カスタムバイクの最新&ディープな
情報を配信「CHOPPER Journal WEB」

2020年10月08日

イベントレポート:2020 Surf City Market Place by MQQNEYES

取材協力=ムーンアイズ phone 045-623-5999 http://www.mooneyes.co.jp/

第2回 サーフシティ・マーケットプレイス イベントレポート
入場口で感染予防対策を行い、9月27日に開催されました!

 今年は世界中に蔓延する新型コロナウイルス、COVID-19の影響もあり、様々なイベントが中止、もしくは延期の方向にシフトしましたが、ムーンアイズが主催する“サーフシティ・マーケットプレイス”が神奈川県の大磯ロングビーチで去る9月27日に開催。ワタクシ、マコナベも久々にイベントへ参加させて頂きました。
 じつはマジメなレポートはすでに元弊社社員のイトー(様)が所属する“バイクのニュース”で(https://bike-news.jp/post/184620)で書かせて頂いたので、ソチラをご参照頂くとして、ここでは当日の感想的なことを日記のようにツラツラと書かせて頂きたいかなぁと思っておる次第です。
 新型コロナウイルスに対して「風邪と一緒」やら「某国の細菌兵器」やら「医薬品を庶民に売りつける為の陰謀」やら、色々なことが囁かれている昨今ですが、どうやら「飛沫」と「接触」などから感染するというのが今のところ判明しているようです。で、それが無意識&無症状のうちに人に広がり……などと言われているのですが、本当のところは誰も分からないというのが実状ではないでしょうか?

 ズバリ、個人的な見解を言ってしまえば新型コロナのアルナシ話など、どうでもいいのです。現在、分かっていることはマスクをして飛沫を防ぎ、手指を消毒し、検温して体調を管理するというのがベーシックな「マナー」なのです。誤解を恐れずに言ってしまえばルールは(ある程度ですが)破ってもいいと思いますが、マナーというものは人として厳守すべきものであり、それが社会の中で節度を生むものだと思います。「新型コロナウイルスなんか風邪と一緒だから、かかっても関係ない」というスタンスの人も中にはいるとは思いますが、世の中には基礎疾患を患っている方やお年寄りもいます。家庭によっては同居しているという方も少なくないと思いますが、この先に起こる様々なことを想定して「他人に対して自然なカタチで気づかいをする」というのが「withコロナ」の時代に求められるのでは、とも思います。


 その点、今回のサーフシティ・マーケットプレイスは対策もバッチリだったのではないでしょうか? まず入り口では上の写真のように、それぞれの来場者の方々が、万が一のこと(あまり書きたくないですが、たとえばクラスター)が起こった際に住所と連絡先を記入し、手首や額に当てると検温出来る体温計で体温を測定、その上で手指を消毒し、入場するという措置が図られたのですが、これはこの先、様々なイベントでも導入すべきものだと思います。仕事が増えた分、スタッフさんたちの負担も多くなってしまいますが、今の時代では仕方ないことのように思います。今回のSCMPは、そのお手本になる気がします。

 で、大磯ロングビーチ横に設置された特設会場へ入場してみると、イベントはご覧のように大盛況。朝の入場口でも渋滞が起こり、結構な人出が予想されたのですが、全員がマスク着用という以外は会場の雰囲気は通常と変わらなかったと感じました。またこの日は午前中、少しだけ雨がパラついたのですが、日中を通してみれば概ね好天。皆様、久しぶりのイベントを楽しんだのではないかと思います。

 もちろん、「マーケットプレイス」と謳うだけあり、基本はショッピングを楽しむためのフリマ、もしくはスワップミート的なイベントなのですが、過去にお台場で開催されていた「モーターサイクルスワップミート」から「アメリカンカルチャー全般」に守備範囲を広げたゆえ、出店のショップさんたちもよりバラエティーに富んだ内容だったように思います。次回の開催はまだ未定とのことですが、ご家族連れでも楽しめることウケアイでございます。

 また会場のアチコチにはチラホラとバイクも並べられていたのですが、この先の時代はこうしてアウトドアでカスタムショーを開催するのも一つの手かもしれません。まぁ、天候に左右されるという問題点もあるのですが密室空間で人が行き交うよりも安心な気がします。ちなみに上の写真の右下のチョッパーは新潟のトラッシュデポさん(http://trashdept.com/)が売り出していたもので、後ろのCB750と合わせて77万円! こうした掘り出しものがあるのもスワップミートの醍醐味です。

 こちらは会場で見かけたクルマのごく一部と販売されていたワーゲンエンジンなどのご紹介。カスタムとして展示されていたものや販売車両などがあったのですが、こうしたアウトドアのイベントで愛車を披露するのも、カスタムショーが中止、もしくは延期となった今年のような状況の場合、良い機会なのかもしれません。やはりムーンアイズさんのイベントらしくホットロッドやローライダーが会場にはチラホラと立ち並びます。

 その主催であるムーンアイズさんのブースでは今年、残念ながら中止のインフォメーションが発表されたYOKOHAMA HCS2020のTシャツなどのグッズを販売。ワタクシ、マコナベも記念に一枚購入させて頂きました。ブース前ではムーンアイズの松井さんがHCSよろしくアナウンスを担当し、ワイルドマン石井氏がライブ・ピンストライピングを披露。ブース前に最新のハンターカブ用パーツが取り付けられたデモバイクや、お馴染みのVWバギーが並んでいたのですが、皆がマスクを着用している以外は、いつもと変わらぬ光景だったと思います。

 またこの日は多くの方がバイクで来場し、久しぶりのイベントをそれぞれに堪能した様子です。新型コロナウイルスの影響で今年はしばらくイベントが開催されていなかったのですが、午後は好天に恵まれただけに皆様、秋の一日を楽しんだようです。
 この新型コロナウイルスが終息し、日常の暮らしが戻ってくることが何よりベストなのですが、先の読めないことを語っても仕方ありません。何よりも、こうして可能な限りの感染防止対策を行い、シーンの活性を止めないことも重要なポイントになるのではないかなぁと思います。
 あえて最後に個人的な意見を言わせて貰いますが、こうしたイベントやミーティングに出かけることは「バイクに乗ること」と似ている気がします。このサイトをご覧になっている方なら「危ないから」という理由でバイクやチョッパーを降りる、なんてことはないでしょう? クルマより命を危険にさらす可能性の高いバイクに乗る行為は自分の力量の中で細心の注意を払って楽しむのが重要です。痛い目にあったとしても基本は自己の責任であると思います。たとえばイベント開催の是非や行く、行かないの判断は人によって状況や考え方が違うので、それぞれが決めれば良いと思います。また基本は「個」であるということを改めて認識するのもバイク乗りが持つべき資質のような気がします。

 何やらハナシが脱線しそうなので、ここらあたりで止めておきますが、ともかくこの日のムーンアイズの“サーフシティ・マーケットプレイス”をワタクシ自身はかなり楽しみました。たとえば、最近、呑みにも言ってない友人と久々に会ったり、十数年ぶりで会った人がいたり、新しい出会いがあったり、買い物を楽しんだり……そうした「個」と「個」の出会いが楽しいということをSCMPで再確認した次第です、ハイ。(マコナベ)

 
 

 

 

 

関連記事