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2019年11月10日

Event Report:KUSTOMFEST 2019 in Indonesia “Part1”


Special Thanks to KUSTOMFEST in Indonesia https://kustomfest.com/

チョッパージャーナルイベントレポート:インドネシア『KUSTOMFEST2019』パート1

 毎年、10月の第一週目の週末にインドネシアのジョグジャカルタで開催されているカスタムショー、『KUSTOMFEST』に今年も参加させて頂いたワタクシ、マコナベでございますが、このチョッパージャーナルWEBでは、その現地の様子を簡単ながらザザッとご紹介。紙媒体と違って速報性がウリとなるWEBであるにも関わらず、少しばかりタイムラグのあるレポートとなってしまいましたが、ともかく、ここでは同ショーの(簡単な)ヒストリーと現地の様子をお伝えできれば、と思います。

 昨年、11月に発行したチョッパージャーナルVOL48でも巻頭46ページの大特集でご紹介させて頂いた『KUSTOMFEST』ですが、今年もハイレベルなカスタムが目白押し。会場となったジョグジャカルタ・エキスポ・センターには130台ものバイクがエントリーしたのですが、毎回、つくづく感心させられるのがインドネシアの人々のカスタムに対する情熱と、社会的にバイクが認知されている空気感。会場から伝わる『熱気』はかなりのもので、毎回なのですが素直に圧倒されてしまいます。

 ちなみにこの『KUSTOMFEST』がスタートしたのは2012年。今年で第8回目を数えるのですが、2013年から参加させて頂いているワタクシ、マコナベの目から見てもインドネシアのカスタムのレベルアップは凄まじいもの。現地は日本より貨幣価値が1/3以下、またハーレーやBMWなどの欧米車に掛けられる関税も200%オーバーとのことで、ストックバイクでも大排気量車はスーパーハイエンドな存在ゆえ、中心となっているのは200cc以下の日本の中型排気量車なのですが、その『創意工夫』は目を見張るものです。
 無論、『チョッパー』というアメリカンカルチャーが中心軸にある『KUSTOMFEST』にはハーレーをベースにしたマシンも多く見受けられるのですが、『ジャパニーズバイク』を素材にした車両のレベルの高さには毎回、感心させられることしきり。ともかく『面白いからやってみよう』というLet’s do it! 的な精神はインドネシアの人々の方が強いのかもしれません。

 ここで極一部のカスタムを紹介させて頂きますがフロントが片持ちになったものや前後ハブレス、ターボ付きKTMなど出展車両もバラエティに富んだものとなっており、一人のカスタム好きとして、かなりワクワクさせられます。まぁ、あまり多くの車両を掲載すると膨大なデータ量になってしまうので、今回はこの辺で留めておきますが、ビルダーそれぞれのクリエイティブな精神は、かなりのものです。
 今の世の中はインターネットの普及により、様々な情報が世界中のあらゆる地域から簡単に手に入るのですが、そうした『知識』とプラスして『技術』がなければカスタムマシンをはじめとする『もの創り』は成立しません。そうした部分を見てもインドネシアのカスタムは、かなりハイレベルであると断言出来ます。
 そのインドネシアをはじめとする東南アジアの人々は、我が国、日本のカスタムシーンを敬意をもって注目してくれているのですが、次回のレポートは『KUSTOM FEST』のアワードバイクと、現地に招かれた日本や米国、欧州からのゲストたちを中心に紹介させて頂きたいと思います。お楽しみに! (マコナベ)  

 

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