essay#03 - Dec, 2009
Obsession、拘りというより執着、かな。
なぜこの仕事?と聞かれるとこの言葉が浮かぶんだけど、執着心。ある意味しつこい。
モーターサイクルが好きなんだからしょうがない。古い車も好きだけど、モーターサイクルほどトキメキを感じないんだよね。
犬も好きだけど、でもやっぱり猫が好き。と一緒だな、(なんのこっちゃ)
この仕事したいと思い始めていた頃、バイク屋の先輩に
趣味は仕事にせん方がいいよ。と出鼻をくじかれ。
アメリカにいくとデカイ口を叩き始めた頃どうせすぐ戻ってくるんだろ? とあしらわれ、
メカニックの学校に行くと決まった頃、
そんなんいっても、有名になったやつなんかおらんよ、
と若気の至りを見透かされていた自分。
そりゃそうだ、バイト、バイク コンパのチャラチャラ大学生だもん。そら説得力ないよ。
そんあ現実的なご意見をノタマワリながらも、今いる場所まで来たのは
執着心。
諦められない。
帰りたくない。
他のことはしたくない。
なコドモな気持ちがここまで押してきたのかなと思う。
いまは
諦めるということを諦めた。
帰れない。
他のことはできない。
かな。
どこの場所で一緒だと思う。NYものらりくらりでも生きていて行ける場所。ビジョンがあれば、何かできる場所でもあると思う
。
色んな人に助けられて今があるけど、
一番必要だったのは何が自分をドライブするのかってこと。
出会う人、見るもの、聞くこと、いる場所で自己発電していかないと
前に進めないと感じて毎日を過ごしてる。
といえばオオゲサ?
結局、他力本願はちょっとアマイ。
と、前置き長いし、話脱線しはじめてるし、、
今回、ここで取り上げたかったのはバイク作るときに多々あるイグニッションの中から絶対これしか使わないイグニッションシステム。
マグニートー。 アメリカ英語ね。
他の英語だったらマグネトーかもしれないけど。
他のイグニッションとは違い、スパークするための構成が一つにボディーに収められているマグ。
バッテリーが死んでも、フューズとんでも、配線燃えても、それらとはまったく関係なく動くマグ、キックさえ踏めればスパークしてくれる。
たかが機械なんだけど、そのマグニートーの精神性がタマラナイ。何かインディペンデントな硬派でかっこ良くない?
こんな風に思うの自分だけか?ま、いいや。
I ♥ magneto.
ハーレーの世界でいまでもあるメーカーの大手は西のJoe Hunt、東のMorris Magneto。
よく使うのは東海岸、しかも車で40分ほどのニュージャージーにあるMorris magneto。
今、自分の持ってるあるだけのパーツで自分のバイクを作ってて、手元にあったのはJoe Hunt。
でもちょっと火花が弱く、オーバーホールだなと思ってたところ。思いついたのは、
Morris magnetoのデイブに、彼ならどうやってオーバーホールするのか見せてもらおう。
いままで幾度か新製品開発、スペシャルエンジン開発を手助けし合った間柄とはいえ、
嫌がるかなとちらりと思ったけど、意外と快くイエス
早速、マグもっていそいそニュージャージーへ。
古いマグだっただけにいろんなところがガタがきててそのすべてを交換した訳だけど、
なんでそこが摩耗するのか、だからこういう交換品を作っているとか、なんたらかんたら。(テクニカルなことは柴崎先生、マコナベ先生にいつかお任せするとして)勉強になりました。
ばらす前に、テスターで8mmのギャップまでしかスパークしなかったマグ。
オーバーホール後 12mmまで!
Morrisのつくっているビレットボディのマグは15mmのギャップまでスパーク!
仕事の早さとか丁寧さ云々よりも、バラし、テストしながらの話、見せてくれるマグ二ートーの世界。
やっぱプロフェッショナルっすな。
脱毛、いや脱帽っした。
keino